私は、2008年2月に合宿免許に行きました。その経験談を書かせて頂きます。
■1.合宿先、自動車学校
私が合宿免許に行ったのは、山梨県の「南部自動車教習所」でした。
同校に決めたキッカケは、通っていた大学の生協の紹介でした。全国何校かの合宿免許の紹介があった中で、比較的居住地から近かったことと、費用が割安だったことが決め手でした。
申し込みは、生協への申込書類提出と、料金の事前振込で完了しました。
■2.料金について(金額はいずれも2008年当時)
料金は約30万円でした。
通学の場合は、20万円台の前半だったような気がしますので、単純な比較では割高です。ただ、実家を出て1人暮らしをしていた私にとっては、「期間中、朝晩の食事込み」の料金だったため、特に割高感を感じることもありませんでした。
(自炊が面倒だった私にとっては、単純に食材費だけでなく、調理の手間も含めた“食事代込み“は、むしろとても魅力的な条件でした)
■3.免許取得までの所要期間
合宿期間は、16日間でした。
自動車免許のことを何も分からずに現地まで行ってしまった私でしたが、初日に教習所の主導でカリキュラムを組んで頂け、それに従うだけだったので、安心できました。
私は仮免許試験、卒業検定ともに1回で合格できましたので、予定通りの16日間で合宿を終えました。
その後、地元の運転免許センターで試験を受け、無事に免許を取得することができました。
■4.合宿の形態、食事、宿舎の様子や設備
宿泊先を、ホテル(1人部屋)と民宿(複数人相部屋)の2つから選べたのですが、私は民宿を選択しました。
全く見ず知らずの人たちと、約2週間、プライベートな時間が無い状態で過ごしましたが、同部屋のメンバーとはすぐに仲良くなり、教習の内容を相談したり、各々の地元の話で盛り上がったりと、充実した時間を過ごせたと思います。(時には、教習の愚痴を言い合ってストレス発散も…笑)
朝晩の食事は、地元の食材も使った民宿の女将さんの手料理が毎日提供されました。昼食は、教習所にいるので各自で調達することになるのですが、仕出し弁当をお願いすることもできましたし、授業の合間でお昼の時間が長い時には、民宿のメンバーと近くのお店で買い出しして、ちょっとしたピクニックを楽しむこともできました。
民宿の設備はきれいでしたし、ちょっとした温泉・大浴場もあったので、同部屋のメンバーと一緒に入浴したりもして、楽しかったです。また、特に思い出深いのは、夜の入浴後に同部屋のメンバーで、近くの自動販売機へ飲み物を買いに行くのが習慣だったのですが、その際に、皆で満天の星空を見たことです。山の中にあった民宿でしたので、普段自分が暮らしている地域ではなかなか見られないような、とてもきれいな星空を見ることができました。
■5.総評
まとめると、合宿免許を選んで、私は大変満足しました。ポイントとしては、以下の3つです。
①短期集中で運転免許が取得できること
旅行みたいで楽しい面も多くありましたが、1番のメリットは短期集中で運転免許が取得できる点だと思います。「半年間通った」「途中で忙しくなってしばらく通わなくなって、1年以上かかってしまった」といった、通学で免許取得した友人の話を聞くと、短期集中の合宿免許にして良かったなあと感じています。
②他人と過ごす合宿は良い経験になった
合宿に行く前は、「どんな人がいるんだろう」「孤立したらどうしよう」等、人間関係の不安がありましたが、実際行ってみると、皆だいたい同じように1人で合宿に来ている人がほとんどでしたし、年齢も近かったので、すぐに打ち解けることができました。
③思い出として残る
仲間達と、卒業・免許取得という共通の目標に向かって寝食を共にすることが、学生時代の部活やサークルのような雰囲気もあり、知らない土地で活動する旅のような感覚もあり、思い出に残るイベントになりました。